AI-Ready
私が最近衝撃受けたニュースは、LINEヤフー株式会社が、全社員11000人に生成AIの使用を義務付けた、というものでした。「推奨や努力目標ではなく、義務付け?!」と目を疑いました。例えば「調査・検索は、まずはAIに聞く」、「ゼロベースの資料作成は行わない」「社内会議の議事録作成は全てAIで行う」といったルールを策定したそうです。
AIは嘘をつく、AIを使うと情報が漏れる、AIに職を奪われるので反対、など否定的な考えは未だあるものの、少なくとも私の周りでは急速に減ってきているように見えます。そうけんくん事務局メンバーにも、LINEヤフーのニュースを伝えたところ、刺激になったのか、ここ1ヶ月で生成AIへの依存が急速に高まってきました。プラン出しや最終チェックなどは「社内専用の生成AIに通しました」と予め注釈入れて報告されることが多くなりました。また単純な調べ物だけではなく、創造的なアイディア出しや画像の解析など、一歩進んだ分野でも使っています。
このようにAIを使いこなす部下に対して、私はというと、Googleで検索した結果の一番上にくるAIオーバービューはまず信じない、このコラムも含めAIには絶対通さない、AIと議論する時は絶対に自分の過ちを認めず自論を押し通す、のような反AIチックなことをやっています。特にコラムは、AIは標準的な、いわゆるお利口さん文章にまとめるため、ちょっとした風刺や皮肉の効いたものは苦手なようです。抑揚のない面白みに欠ける文章になるので、コラムを書くことが多い私は、AIに頼ることは”まだ”していません。
しかしそういう私でも、会社に来る請求書のほとんど全てを生成AIに通して、必要な経費項目を抽出し、それを経費申請アプリに自動で流し込み処理させています。これまでの経費申請アプリの自動読み込み機能だけでは、読み間違いを起こし人間のチェックを全てし直さないといけませんでした。ところが、生成AIに適切な命令を出すだけであらゆるレイアウトの請求書を正確に読み取ってくれ、抽出変換してくれます。つまり抽出変換部分のプログラムを作る必要が全く無いのです。
ここまで書くと勘の良い方なら、千差万別の情報レイアウトを生成AIが読み取ってどのような形にもしてくれるなら、無数にある食品規格書に困ったことがある経験者なら、生成AIを規格書提出業務に応用できるのではないかとお気づきになりませんか?さらに、食品表示作成分野ではAIの精度が低く使い物にならない、と一刀両断に切り捨てられていますが、精度が低い理由を研究し対処すべきでしょう。現在の食品表示制度は、人間が作ることが大前提になっているのでデータの整理がシステマティックにされておらず、言ってみれば、AIが利用しにくいデータ構造だから、AIは”まだ”おバカさんなのです。
我々は根幹から、AIありきのデータ構造を持つ社会(AI-Readyな社会)に変えていかねばならない時を迎えています。決して食品業界も他人事ではありません。
規格書の自動変換を体験してみませんか?
規格書変換AIサービスかきかえくん無料トライアルで効果をお確かめください。
